お風呂をより安全に楽しんで頂く為に知ってほしいヒートショックについて

気温が急激に下がり寒い季節になってきました。

一日の終わりに温泉で体を温める時間を楽しみにしている方が多いと思います。

より安全に楽しんで頂く為に温泉に限らずこの時期の入浴の際に気を付けて頂きたい事を紹介させて頂きます。

 

ヒートショックという言葉をご存知でしょうか。

近年、メディアでもよく取り上げられているので耳にされる方も多いと思います。

 

入浴時の温度差が大きくなりがちなこの季節

暖房で暖かい部屋から暖房のない寒い脱衣所への移動、

そして熱い湯船へ浸かるという動きの中での急激な温度変化が短時間のうちに起り、

これに伴って、血圧の急激な上昇や低下が引き起こされます。

この状態がヒートショックです。

 

特に高齢者の方がヒートショックの影響を受けやすいとの事です。

ヒートショックは体に大きな負担をかける為、

冬の入浴中に起る突然死等の大きな要因となります。

 

ヒートショックでの冬場の入浴時の事故を未然に防ぐ為には、

部屋と脱衣所と浴室の温度差をできるだけ小さくしておくことが大切です。

桶などで浴槽の温泉をくんで床や壁に流すことで浴室の温度をあげてから入浴する事。

また、湯船に入る前に手や足といった末端の部分からかけ湯をして

徐々に体を温めていき、ぬるめの湯加減でじんわり芯まで体を温めること事も良いそうです。

 

少しの心掛けですが、お風呂をより安全に楽しんで頂ければと思います。